作州特産の黒豆の豆柄を灰にしたものと、
リサイクルガラスを混ぜ合わせ
1400度の高温で溶かしてできた新しい硝子です。
作州特産の黒豆(作州黒)を収穫し
黒豆を取り除いた豆柄を地元の農家さんから
頂いて乾燥させます。
大切に育てられた豆です。
無駄にならないよう丁寧に
豆柄を燃やして灰にします。
大量に頂いた豆柄も灰にしてしまうと
かなり少量になってしまいます。
この灰と廃棄するしかなかったガラスを混ぜ合わせ、
1400度の高温で溶かします。
温度の上げ具合や、
温度の引っ張り具合で色が変わります。
溶かした翌日は薄いブルーだったガラスが
1週間後吹いてみると濃いトパーズ色に
変化していました。
作り方は、レトロな雰囲気で
使いやすい物に仕上げたかったので、
昔ながらの日本の吹き方で制作しています。
ひとつひとつ丁寧に仕上げ完成になります。
薄いインディゴブルーになりやすいですが
溶かすたびに多少色が変化します。
これも湯郷硝子の特徴として
楽しんで頂けたらと思います。